「死んだ」と思われた馬を見事生き返らせたボランティアたち

とある馬協会のボランティアチームが、米NY州のイースト・ダーラムを訪れ、ある衝撃的で悲痛な出来事に遭遇した。ある建設現場で、「ハイジ」という名のポニーが、泥の中に頭が覆われているところを発見し、もう彼女は死んでいるのだと絶望した。しかし詳しく状態を見てみると、ハイジがまだわずかに息をしていることが判明した。かろうじてではあったが、ハイジはまだ生きていたのだ。馬協会の期待通り、負傷した可哀想なハイジを救うことを、ボランティア員たちは進んで引き受けた。飼い主に見放されたハイジを生き返らせるべく、ボランティアチームはいかに行動したのか？ぜひ、物語の全貌をご覧ください！

1. 悲惨な状況

英国馬協会（以下、BHS）のボランティアたちが、イースト・ダーラムの地元にある建設現場を訪れたときだった。到着後、間もなくして、彼らはある光景を目撃し、驚きのあまり声を失ってしまった。棒のように痩せ細った一匹のポニーが、乾燥した泥の上に横たわっていたのだ。ボランティアの人たちは、てっきりそのポニーはもう亡くなっていると思っていた。上にある実際の写真をみれば、その理由がわかるだろう。言うまでもなく、ボランティアたちは一旦ショックから立ち直るまでに少し時間が必要だった。